2020年4月28日 21:27読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスに感染し、軽症・無症状者として自治体が用意したホテルや自宅で療養している人たちに向けて、厚生労働省は28日、重症化の前兆となる「緊急性の高い症状」を自分でチェックできるリストを公表した。容体が悪化した場合に、いち早く医師の診断につなげるのが狙いだ。


 感染者の増加で病院のベッド不足が懸念される中、同省は重症者の治療を優先するため、軽症者らはホテルなどの宿泊施設や自宅で療養することを認めてきた。だが埼玉県で今月、感染者の男性2人が自宅療養中に容体が悪化し相次いで死亡。これを受け、同省は子どもの世話が必要など事情がある人のみ自宅療養を認め、基本は宿泊施設に移行してもらう方針に転換した。


 宿泊施設や自宅での療養中は、感染者や家族が自分たちで症状の変化に気づくことが重要となるため、今回のリストでは緊急性の高い13症状を例示。「唇が紫色になっている」など外見の特徴や、「横になれない。座らないと息ができない」など息苦しさをチェック項目に挙げている。


 同省は、該当項目が一つでもあれば、宿泊施設なら常駐の看護師らに、自宅療養なら保健所などに感染者から相談してもらい、それぞれ医師の診察につなぐ体制を整える。

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