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ジョンソン首相は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策を相次いで打ち出している(18日、ロンドン)=ロイタ

【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は18日、国が無条件で現金を配り最低所得を保障する「ベーシックインカム」の一時的な実施を検討する考えを示した。同日の英議会の議論で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策としての実施の可能性を問われ、「検討すべきアイデアの一つだ」と応じた。「一時的な実施」が前提のため、実現した場合にはトランプ米大統領などが検討する現金給付に近い形式になるとみられる。

一般的なベーシックインカムは収入や職業などに関係なく、定期的に国が最低限の所得を配る仕組みで、格差是正のための抜本的な再分配政策として注目されている。ただ実施には莫大な財源が必要になるため、国際的にも意見は分かれている。一方でジョンソン首相が選択肢の一つと認めたのは「一時的」な対策だ。このため検討されている案は、新型コロナによる生活困窮者や国民全員への一定額の現金給付の形式とみられる。

英政府はこれまでに医療体制の充実や労働者の休業補償の支援などを盛り込んだ300億ポンド(約3兆7500億円)規模の経済対策を公表。17日には企業の資金繰り対策として3300億ポンドの信用枠の新設も打ち出し、経済の底割れ防止策を相次いで打ち出している。