新型コロナウイルス感染者が顧客と密接にかかわるサービス業で相次いで見つかっている。外食大手ゼンショーホールディングスは9日までに、回転ずしチェーン「はま寿司」茨木新和町店(大阪府茨木市)で勤務していた従業員1人の感染を発表。ウイルス感染は日本航空の客室乗務員や、日本ケンタッキー・フライド・チキン(横浜市)の店員でも判明した。

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 はま寿司のアルバイト従業員は2月15日から23日にかけて、感染者が複数出ている大阪市北区などのライブハウスに滞在。調理場を受け持ち、発熱・せきの症状はなかったといい、ライブ参加者の感染を報道で知り、29日以降は出勤を取りやめた。店は今月7日夜になって休業したが、接触した可能性を含め約70人の店舗従業員から体調不良を訴える声は出ていないという。
 日本航空は9日、千葉県在住の50代の女性客室乗務員の感染を発表。乗務員は26日午後に成田に到着した米シカゴ発「JL009便」乗務前からだるさがあり、検査の結果、7日に陽性と判明した。同乗の乗務員12人が濃厚接触者と特定され、自宅待機を指示。機内サービスはマスクやビニール手袋を着用して提供されており、保健所は乗客104人に濃厚接触者はいないと判定したという。
 また、ケンタッキーのイオン滝川店(北海道滝川市)では、40代の女性アルバイトが感染。感染していた同居親族との濃厚接触が疑われ、2月24日から出勤していない。店は既に消毒を終え、通常営業を継続。スーパーの西友(東京)は新長田店(神戸市)の従業員家族の感染を確認したため、8日から店を臨時休業している。このほか、佐川急便では委託先の宅配協力会社の60代の男性配達員で判明。名古屋市の港営業所に6日まで勤務していた。

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