2020年5月3日 16:39時事通信ニュース

 【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北部・江原道の南北軍事境界線の非武装地帯(DMZ)で3日朝(日本時間同)、北朝鮮側が韓国側の軍監視所を銃撃した。銃声があり、確認したところ4発の弾痕が確認され、韓国側は対抗措置として、北朝鮮に警告射撃を実施した。韓国側に人員や装備の被害はないという。

 韓国側は北朝鮮側に通知文を送り、事態が拡大しないよう説明を求めたが、北朝鮮側からの返信はない。韓国側は銃撃発生当時、現場の霧が濃く、視界が良くなかったことなどの状況を考慮した結果、意図的な軍事的挑発の可能性は低いとみているもようだ。合同参謀本部関係者は「北朝鮮側に特異な動向はない」と強調した。

 南北は2018年9月の首脳会談に合わせた軍事当局間の合意に基づき、DMZで一部の緊張緩和措置を取ってきたが、DMZ内でこうした銃撃事件が発生するのは合意締結後初めて。合同参謀本部関係者は「一切の敵対行為を中止する」とした同合意に北朝鮮が違反したとみているが、銃撃の「意図を確認する必要がある」と慎重な姿勢を示している。

〔写真〕北朝鮮の国旗

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です